お洒落っ気
ファッション/洒落っ気
Men’s Club、GQ、Esquire メンズファッションファッションをいつも追いかけて紹介してきた雑誌です。
10代の初め 僕たちにも洒落っ気が芽生える時期、カッコ良く言えばファッションに目覚める季節がやってきた。
洒落っ気づいた友達とVanやJunによく通った。店員のお兄さんたちが暇潰しに色々とお洒落のノウハウを教えてくれた。結果小口ではあるが立派な顧客になったのだが。。ローファーの靴、ジーンズ、チノパンツ、ボタンダウンのシャツ、フィッシャーマンズスゥエーター、紺の3ボタンのジャケット、ダッフルコートなどなど アイヴィーファッションの時代である、まあ無数にある色、素材、デザインの組み合わせをご披露してくれる。このレッスンはありがたかった。
下着のパンツもブリーフと名前が変わる、櫛に整髪料。 知識は増えるが小遣いは無い。しかしお洒落の嗜好と基本はこの時期に身についた、これはセルフブランディングおいて重要な要素であると知る。そしてこれが将来仕事で大いに役に立った。
アメリカでの貧乏学生時代はThrift Shop (中古品屋)またはガレージセールなどから衣料を得ていたが ウエストコースト/アウトドアーファッションを求めればそれなりにいいものが手に入った。
仕事をしだし頃は 当時はスーツを着る毎日である。
それがフライデーカジュアルとやらで金曜日はスーツとネクタイしなくても良いことになるが、それがなし崩しにスーツが消えた。当時ITのメッカシリコンヴァレーのクライアントに行った時は我々と銀行員くらいしかスーツ姿はいなかった。遅かれ早かれスーツ終焉となった。
ロスアンゼルス ウイルシャー通り 3000番あたり、ミッドウイルッシャーと呼ばれる地域には多くのメンズショップが点在していた。 特に注目に値するのが今でもアートデコの建物として保存されているBullock’s Wilshireが僕が働いていたアドエイジェンシーの1ブロック西側にあった、そして隣のビルが I. Magnin&co, (どちらももうない)建物も物凄くお洒落だし取り揃えてある品々もディスプレイの仕方もそのセンスの良さにグッとくる。ティファニーで少食ではないが、 ランチタイムには必ず寄り道をした、アメリカが豊かだった時代にタイムスリップできる。
ほぼ週に数回店を覗くとたいていセールでいい買い物ができるタイミングに出くわす。いいものを手頃な値段で手に入れた時は嬉しい。悲しいかなファッション業界も様変わりしメンズショップは姿を消し、ショッピングモールのチェーン店に凌駕された。
Live’s, Converse, Pro-Ked’s, Stan-Smith, Cole Haan, Florsheim, Ray-Ban, Polo, Brooks Brothers, The North Face, Camp7, Fred Segal, Birkenstock, Timberland, Redwings… これらは今だに僕にとってのアメリカのウエストコースと文化だ。どの商品もそれなりの主張があり目を見張るものが多いいし、根強いファンがいる。
スーツの時代 テーラーメイドも試してみた。日本に出張に行くたびに六本木のホテルの近くにある仕立て屋に生地を選んで採寸して作ってもらう、時間がかかるので次の出張の時に受け取るのだが、ポケットのフラップの裏地だけ色を変えたりとかちょっとだけ凝ってみた。もうスーツは着なくなったのでほとんど処分したがいい経験だった。このあたりからファッションの要素に”軽さ”が入ってくる。着心地である。重い素材は肩が凝る。
種々の服やファッションアイテムが所狭しと犇いているが洋服以外の男性のお洒落は 靴、ベルト、時計、リング、カフスボタン、ネクタイ、チーフ、マフラー、サングラス、帽子、手袋、財布、カバン、などなどあるがハイライトは靴だと思う。おしゃれは足元から!
どうも僕は靴フェッチなのですぐに靴に目が止まり手が出てしまう。靴箱の履かない靴も処分しないと次の靴が入らない。
映画でファッションを見るのもストーリ以外の楽しみだ、そして靴に目がいく、スタイリストの趣味がわかるのでこんな映画の見方もまた楽しい。ウディーアレンもかなりおしゃれに気を遣っている。
この2年コロナ禍であまり外に出ないのでおしゃれも室内着へと様変わりしている。昔ならこんな格好で50m以上家から先に行かないと言うような成りでも最近は近所の買い物までも行くようになってしました。まあここに住む人たちは一年中Tシャツに短パンにサンダルでどこにでも行ってしまうような人が多々いるが流されないようにしないとならない。
お洒落は自分にするものだから!!
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