ティファニー Breakfast at Tiffany's
ティファニーの名前を知ったのが映画『ティファニーで朝食を』なのだが何故映画にまでなったのか?
原作はジョセフ パーテルが書いた『ティファニータッチ』(エスクワイアー誌で発表)だが、その後トールマン カポーティによる『ティファニーで朝食を』小説との映画で有名になった。ニューヨークの5番街と57丁目あるこの宝石店の存在は大きい。
映画の最初のシーンはヘンリーマンシーニのムーンリヴァーが流れる朝の5番街。オードリーヘップバーンの演じる主人公ホリー ゴライトリーの乗るイエローキャブがティファニーの店の前で止まる。キャブから降りてくるホリーは白い袋からデイニシュを取り出しコーヒーを片手にティファニーのショーウインドウを眺めながらそれを食べる、(<原作にはない)2分以上もセリフは何もない。そのファッションのなんとオシャレなこと!衣装はジバンシーとイーディス ヘッドのセンスです。Simply timeless !!
要するにこのショーウインドウの中の宝石を眺めることで精神的に満ち足りるというのを『ティファニーで朝食を』となった。
このホリー ゴライトリー役の話はマリリンモンローに来たが断られた。
当時ほとんどの宝石店は店を閉めると同時にショーウインドウの宝石を盗難防止のために金庫にしまうか偽物の宝石と入れ替えた。しかしそんなやり方を良く思わなかったオーナーのチャールズ ルイス ティファニーは特別なぶ厚い5/8インチのガラスを注文し閉店後も本物を飾り続けた。しかし1958年に一度だけ二人の男が鉄のハンマーでガラスに穴を開けそこから手を入れ中にあった宝石を盗んでいったという話がある。その後もチャールズは怯まず本物を飾りつた。
この映画の後 店には朝食は何時からですか?という問い合わせが沢山あったそうだ。そして2017年にブルーボックスカフェとして本店の4階にオープンした。ホリーゴライトリーですら予約が一杯で30日待ちだとか。。
僕が最初にNYに行った時はあまりにも波動が合わず中に入れなかった。場違い! そんな場違いな人にでも愛想良く親切に婚約指輪を探しにくる若き男性に対応してくれるそうです。そのお客がいつまたお金持ちになり戻ってきてくれるか分からない。流石だな〜
さて僕は独身時代に12個のティファニーの8オンスのグラスを持っていた。薄葉のリムに落ち着きと重さを持った底、何を飲んでも精神的に満たされる、そして惜しまず毎日使い続けた。一つ欠け、一つ割れと全部無くなった。これでティファニーとは1マイル以上離れ縁が切れた。
このティファニーブルー/コーポレートカラーは見事だと思う。一眼で箱を見た瞬間にティファニーだと分かる、しかしこのブルーの箱に入ったものよりも今は鍛冶屋の作った剪定鋏に今は僕の心は動く。今ドーセントをしてるパサディナのThe Gamble Houseにはティファニーのランプが沢山ある。どれもその存在感に目が止まる。
Moon river wider than a mile….
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