髪形と髪留め輪ゴム
床屋のお兄さんがそれまで定規を当てたように一直線に切りそろえていた前髪を少し横になびかせてくれたとき今まで寝ていた色気の種が発芽した。。
何か少年の殻の中から少し青空を覗いたように思えた。
ビートルズのPlease Please Meが流行り始めた小学校の3年生の春。
次に床屋に行くと前髪を真っ直ぐに揃えずに横になびくようにしてくださいとか注文をつけるようになるです、そしてこのガキに『何か整髪料とかつけますか?』とか聞いてくるじゃないですか!嬉しいね!
バイタスをお願いしますとか答えるわけです。
まあ首筋にシッカロールは付けないでくださいまでは言えなかったけどね。
そしてバイタリス、MG5とかの整髪料が洗面所に並び始め、ヘアードライヤーも後に続く。
中学に入るとお尻のポケットには櫛が入る。涼しげに前髪を梳(くしけず)る、そして皮のホルスターに収める。
風呂場にはシャンプーにリンス*。 (なんでリンスなんて名前をつけたのかなねぇ?コンディショナーだと知るのはずっと後になるのだが。。)
ロックミュージックと共に長髪が流行り始めるが学校では長髪禁止、文句を言われないくらいギリギリまで伸ばす。
間もなく床屋から美容院へ。禁止の無いシャバに出てからはバリカンとはおさらばする。
そして30代くらいからバリカン再開。短髪の時代に入り3週間に一度床屋に行くパターンを過ごすんだが、短くキープするって言うのは非常に大変なんですね、短くてシャンプーが楽チン、すぐに乾く!と言うメリットはあるが髪が伸びてくると切りたくなる、短髪をメンテインするは時間と費用がかかります。
そんなある日 Locks of Loveという寄付された髪でカツラを作る団体を知る。病気で髪の毛の無くなった子供達に寄付された髪の毛で作ったカツラを送るわけです。こんな僕でもこんな形で貢献できるならと髪を伸ばし始め数年、リクワイアメントの最低でも30cm伸ばした髪を寄付し目的を達成する。
何か人の役に立てた心地よさの余韻にしたりながらそのまま再度長髪をキープしています。
さて長髪には髪を束ねる輪ゴムが必需品なのですたがこの品質基準を挙げてみる。こんな馬鹿なことを書いているのは世界中で僕だけだと自負しながら。。。笑
1:手首に食い込まない大きさ。
2:つなぎ目が分からない。金属などで留めてはいけません。
3:収縮性に富んでいること。三重巻きがやりやすい。
4:ある程度の太さでシンプルで耐久性があること。
今までで一番気に入っている輪ゴムはですね、全日空の国際便ビジネスクラスの食事に出される布のナプキンを留めの平たい輪ゴムです。
濃紺の中心にオレンジストライプが入っているお洒落な優秀作品です。
ロン毛の皆さん ベッドの横のナイトテーブルの上に輪ゴムが溜まっていきませんか?と言う質問で締めくくってみよう。
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